韓国の時代モノ(歴史もの)の映画って、なんか重そう、古い感じがして見ようと思わない…と思う方もいると思いますが、私が初めて韓国の時代モノの映画で『観相師』を見た時に面白くて、なんで今まで見なかったんだろうと思いました♬
2013年作品 2時間19分
そもそも、観相師って?
映画の中での、『観相師』は、人の人相(顔の作り、ほくろや、眉、目、口の形など)から、どんな思想を持つか、どんな生き方を好むのか、運勢を観る。占い。
今でも、観相師はいますが、現代はメイクや整形も当たり前の時代なので人相だけでなく、人の立ち姿や服装からも占断するものらしいです。(私は占い信じませんが、服装や話し方なんかで何となくでも人となりがわかったりしますよね。なので今の観相師は占いに当てはまるかどうかは知りません;)
ちなみに、日本語の映画タイトルは『観相師-かんそうし-』ですが、韓国語のタイトルは『관상』意味は観相、鑑賞です。
映画『観相師』ネタバレなしストーリー
ネギョンは、ひっそりと田舎で息子と義弟と3人で貧しく暮らしていました。ある時、ネギョンの観相師のうわさを聞いて都から、ヨノン(芸妓のトップ)が訪ねてきて「こんな田舎にいるよりも都に出てくれば稼げるのに…」と誘いを受け、貧しい生活から脱する為に義弟を助手に連れネギョンは都で観相師の仕事をする事にしました。
ネギョンの占いが都で評判になってきた頃に、官廷内でも名が知られるようになります。すると、官廷内でも有能なトラの異名を持つ高官(王様の側近や政府での地位が高い人)キム・ジョンソに気に入られます。しかし、キム・ジョンソは、王位を巡って争いが起こる事を気にかけ、王の周りの人物を信じられないでいました。また王の弟は、ただものではないと感じていて恐れていました。ネギョンはトラのキム・ジョンソの頼みで周りの人物の観相を見ていくのだが…
少し前まで田舎で貧しく暮らしていたネギョンが都で人生を翻弄させられ覇権争いに巻き込まれていく…ネギョン自身の運命は…
(15世紀に朝鮮王朝の実際に起きたクーデター事件をベースに作られている。)
簡単に言うと、次の王様はだれがなる?!見極めろ!
キャスト
ネギョン:ソン・ガンホ (パラサイト半地下のお父さん役していた方です)
息子ジニョン:イ・ジョンソク (V.I.P.では猟奇的な役をこなしいました、今人気の俳優の1人です)
義弟ペンポン:チョ・ジョンソク (完璧な他人、EXITにも出演しています)
ヨノン:キム・ヘス (10人の泥棒達でペプシ役でした)
王の弟:イ・ジョンジェ (イカゲーム、10人の泥棒達にも出演しています)
『観相師』感想と★いくつ?
まず、はじめに私が星を付けるなら ★4.3!
私は、この映画を3回以上見ました。
15世紀に朝鮮王朝の実際に起きたクーデター事件をベースに作られているというのが、すごいですよね。また、それをただの歴史の事件物映画とせずに占いを絡めてエンターテインメントにしているのも上手だなぁ、と思いました。
前半はコメディーのようで、徐々にストーリーに重みが出てきていつの間にか真剣に見ていました。
そして、親子愛を感じる事もシーンや、悔しさから衝動的に裏切りってしまったり、時に笑えて時に涙が出そうになったり…見どころが沢山あって退屈しませんでした!そして、映画自体にかっこよさまで感じました🌟
少しでも、朝鮮王朝の事を知っていればもっと楽しめて見れる映画なのかぁ~とも思いました。
歴史関係だから、難しそう(-“-)…と思わずに見てみてほしい作品です🎵だからと言って、占いのエンタメ映画とも違う深みと見ごたえがある映画です。
韓国映画の時代モノを見たことがなければ、『観相師-かんそうし-』から見てみてはどうでしょうか?
↓映画を見終わって思った、考えた事。
・ネギョンが最後に言った嘘…人間ときには嘘が攻撃となる時があるんだと…。
・ネギョンは田舎にいたままの方が幸せだったのか、どうか…
私の好きな映画の1つでもあるので、気になる人にはぜひ見て欲しい作品です🎵
では、またぁ~
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